◆視覚障害者生活情報センターぎふ◆
■【はもんの会会員向け お知らせ】
●2024ボランティア研修会の報告
総務 堀 恵津子
12月13日に国立民族学博物館教授・広瀬浩二郎氏をお招きしてセンター3階大会議室にて研修会を開催しました。
広瀬氏は東京都出身で13歳の時に失明されました。その後は盲学校に通学され京都大学・同大学院へと進学し、現職に就かれるまでに2度のアメリカ留学・在外研究も経験されました。
広瀬氏の楽しいお話は次から次へと途切れることなく続きます。その中からほんの一部を抜粋してご紹介します。
- 1.まずは読み咲かせ。さまざまな人がさまざまな方法で一緒に本を読み、それが心に「花」を咲かせる。だから「読み咲かせ」。なんと綺麗な表現なのでしょう。また、耳の読書は体に入り込む。ありがたい言葉です。
- 2.広瀬氏の考えられるボランティアとの関わり方。「分かち合う・結び付ける・作り出す」氏の大学受験準備の赤本の点訳作成や、留学中博物館巡りの体験等をもとにお話し下さいました。点訳・音訳・その他の事、なんでも出来るところから続ければよい。無理せず出来るところから息の長いボランティア活動をめざしましょう。
- 3.現在は博物館でのボランティアを養成中とのこと。「触る」ことによって感じる「驚き・喜び・楽しさ」を大切にしてほしいとおっしゃっておられました。
なお研修会資料がボランティア室に置いてありますので、ご希望の方はお持ち下さい。