◆社会福祉法人岐阜アソシア◆


【2023年度 日常生活技術指導部門】

1.歩行指導の実施
 歩行指導を希望する視覚障害者に対して、個別及び集団による歩行指導を行った。また、求めに応じて、歩行以前の日常生活における各種技術指導も行った。また県内各地の社会福祉協議会等からの要請により、地域のガイドヘルパー及び一般市民に対する誘導法の普及に協力し、視覚障害者が安全かつ容易に外出できる環境作りに努めた。
歩行指導の実施状況は次のとおり。

・実施人数 46名(延べ128回)ほかガイド講習会等への協力多数

2.ICT機器等の指導の実施
 視覚障害者がパソコンやタブレット等の情報機器を介して情報収集を図り、また情報伝達を円滑に行うために、個々のニーズに応じて個別による講習指導を行った。また、オンラインでの講習、機器の貸出等を実施し、より多くの人が身近に機器が使用できるように努めたほか、機器のセットアップ、不具合の際の支援も行った。
・実施人数 60名(延べ526回)
・支援人数 5名(延べ337回)

3.中途視覚障害者に対する点字学習指導
 希望する中途視覚障害者に対して、ボランティアの協力を得て個別による学習指導を行った。なお、Lサイズ点字プリンターを使って、Lサイズによる点字テキストを使用し、点字学習希望者すべての点字の読み書きが可能になるよう努めた。
点字学習指導の実施状況は次のとおり。
・実施人数 4名(延べ61回) 修了人数 1名

4.視覚障害者職業訓練指導
 就職困難な視覚障害者や一般就労する視覚障害者に必要な技術指導を行った。また、岐阜盲学校からの依頼で、重複障害の生徒に作業実習を行った。
・実施人数 1名(延べ10回)
作業実習の実施状況は次のとおり。
・実施人数 2名(延べ5回8名)

5.「移動生活情報センター事業」の実施
 2023年度は岐阜県の行う「障がい福祉機器フェア」に協力し、高山市、関市、大垣市において「サピエ図書館で読書体験」と題して関連する機器展示と紹介を行った。

6.関係機関・団体との連携
(1)社会福祉法人日本盲人社会福祉施設協議会の「自立支援施設部会」に引き続き加盟し、技術研修及び情報の収集に努めた。
(2)「清流の国 国民文化祭2024」実行委員会の求めに応じて、視覚障害者に対する配慮すべき事項について助言した。