◆社会福祉法人岐阜アソシア◆


【2016年度 視覚障害者生活情報センターぎふ 事業報告書】

事業概要
職員8名によって幅広い事業活動を展開した。尚、この事業は岐阜はもんの
会の全面的な協力を得て行ったものである。
情報提供部門では、引き続き全国の視覚障害者を対象に、点字図書・録音図
書の貸し出し、点字図書・録音図書の製作、点字資料類の製作、岐阜県図書館
との相互協力によるリーディングサービス事業、点訳及び音訳ボランティアの
養成、拡大教科書製作、触図の製作、点字印刷・製本、館内閲覧業務、対面音
訳サービス、パソコン操作相談サービス等の事業を行った。そのほか点字図書
・雑誌類の購入や各種資料の収集によって蔵書の充実に努めるとともに、全国
視覚障害者情報提供施設協会のネットワークシステムである「サピエ」の事業
への積極的な参加、国立国会図書館が行う「点字図書・録音図書全国総合目録
」の事業への継続参加によって視覚障害者への情報提供の充実を図った。また
、視覚障害者用デジタル録音図書・雑誌の製作に引き続き取り組み、デジタル
録音再生機器の取り扱いを指導して利用の促進を図った。さらに、弱視者への
情報提供として個別のニーズに応えて拡大写本サービスを展開した。
生活支援部門では、身近な窓口として視覚障害者からのあらゆる相談に応じ
たほか、小学生とその親を対象とした「親子点字教室」、同じく中高生を対象
とした「1日点字教室」の開催、視覚障害者の外出の機会を広げる外出サポー
ト事業、日常生活用具の収集・展示、クラブ活動の推進などを継続実施して、
視覚障害者の理解と点字の普及を行うなど、多様化する視覚障害者のニーズに
きめ細かく対応するとともに、視覚障害者福祉の啓発に努めた。
日常生活技術指導部門では、歩行指導、パソコン指導及び中途視覚障害者に
対する点字学習指導を引き続いて行ったほか、必要に応じて日常生活における
基本的な技術指導を行った。そのほかにも、岐阜うかいネット(岐阜ロービジ
ョンケアネット)に加盟して、埋もれている中途視覚障害者、ロービジョンへ
の相談、支援等を積極的に行った。
防災運動会を10月8日(土)に岐阜県立岐阜盲学校において、「第10回
防災運動会」として開催し、各種防災に関する競技、消防車・警察車両等の展
示等を行い、防災意識の向上に努めた。(参加者160余名)